【イベントレポート】第三弾コラ研~メンバー紹介で学ぶ!WeWorkの効果的な活用方法

【イベントレポート】第三弾コラ研~メンバー紹介で学ぶ!WeWorkの効果的な活用方法

イベントレポート   2019年5月24日

2019年3月27日、WeWorkメンバーの交流を促す参加型イベント「コラボ研究会開催 第三弾 !メンバー企業紹介@スクエアガーデン☆ ウィンターイルミネーションと共に♪」がWeWork東京スクエアガーデンで開催された。登壇者によるプレゼンやパネルディスカッションのほか、参加者がスマートフォンから登壇者へ質問を投稿できるアプリを使用した意見交換が行われた。ざっくばらんな意見交換で盛り上がった同イベント。どのような内容だったのか紹介していこう。

◆交流を求める人々が続々と集いイベントがスタート!

ポップな橋形のライトが印象的なWeWork京橋のコミュニティスペース。プレゼン資料を投影する大型スクリーンとその周辺にはソファや椅子が設置されている。続々と人が集まり、気付けばイベントの開始10分前にはほとんどの席が埋まっていた。スーツを着た参加者が目立ったが、フリードリンクを片手に楽しげな雰囲気で重苦しい雰囲気は一切ない。そんな中今回の登壇者3名が登場した。

◆「WeWork」で新たな一歩を踏み出す!「第三の創業」を迎えるための挑戦とは?

<DNP 松嶋氏>

最初に登壇したのは大日本印刷株式会社(以下、DNP)の松嶋氏。2018年10月、情報イノベーション事業部に新設の「ビジネスデザイン本部」に所属し、既成概念を超えた新たなビジネスの創造に奮闘する。会場から寄せられた質問を基に同社の取り組みを紹介していく。

問:DNPがWeWorkに入居する狙いとは?

松嶋:DNPは、143年の歴史を持つ印刷会社です。ですが、昨年約40年ぶりの社長交代をきっかけに、さらに大きく何かを変えようという機運が高まっています。社長交代後の僅か3カ月後に設立された、私が所属する「ビジネスデザイン本部」では、既存概念に捉われない視点で新たな事業の確立を目指しています。事業確立に必要な「技術」「知識」「ノウハウ」など自前に拘る考えは持っていません、従って自社に閉じこもる必要もありません。むしろもっと外に出て、様々な企業や素晴らしい方々との対話・共創を求めていました。WeWorkは私達の思いを体現できる場と考え入居しました。今はラフなビジネスアイディアをWeWorkに入居する企業の皆さまに披露し意見を貰いながらアイディアをブラッシュアップさせる、ということを繰り返しています。WeWorkに入居している方々は、真面目でスマートな方が多く、多様性に富んでいますので、真剣に考えてもらえますし、非常に参考になる意見をもらうことができています。

問:具体的な取り組み内容を教えてください。

松嶋:2週間ほど前に、WeWorkのSNSに「ジャカルタに行きました!」という内容を投稿したのですが、実は新規事業創出のために行ってきました。インドネシアでは「ゴミ」に関するインフラが全くと言っていいほど整備されていません。私たちは「ゴミ問題」の解決をいわゆるボランティアではなく、ビジネスという視点が必要と捉えています。ジャカルタにもWeWorkがあるので、そこを拠点に街の視察や入居企業等との様々なディスカッションを行ってきました。WeWorkのメンバーの一員であることで、簡単に現地企業との意見交換の場が持てました。WeWorkへ入居する非常に大きなメリットの1つは、グローバルネットワークを活用できる点だと感じました。今後も東南アジアを中心とした事業展開を検討しているので、積極的に海外拠点を利用する予定です。

問:他社とコラボレーションできそうな技術や製品はありますか?

松嶋:もともとDNPが保有しているプリンティングテクノロジーを頭の中から一度捨てることを前提に新規事業を検討しているので難しい質問ですが、デジタルな時代であっても、人は「リアルな体験」を求めており、やはりそこには大きな価値があると考えています。WeWorkがこれだけ盛り上がるのも皆が共感する価値ある「リアルな場」であるから。
当社でいう“リアル”は分かりやすく言うと「印刷物」なので、デジタルな情報を様々なテクノロジーを通じて、個人個人に最適に届けるなど、デジタルとリアルを融合させたコラボレーションが加速できると面白いと思います。実はメールよりもダイレクトメールの方が、開封率が高かったりする場合も多々ありますので。

◆兵庫県がWeWorkで検討する地域創生戦略とは?

<兵庫県 上平氏>

次にマイクを握ったのは兵庫県新産業課の上平氏。現在1ヶ月のトライアル入居中だ。

問:自治体としてWeWorkへ入居する理由は?

上平:兵庫県ではIT事業を支援する「兵庫高度IT起業家等集積支援事業」を行なっています。全国的な課題だと思いますが、兵庫県も人口減少問題に直面している状況なので、是非首都圏のIT企業に兵庫県に関心を持っていただき、誘致したいという思いから入居を検討しました。兵庫県は阪神淡路大震災を経験して以来、地域や国境を超えた「人との繋がり」を非常に大切にしています。WeWorkも「人との繋がり」を大切にする場であると認識しており、そこでの新たな出会いに期待し、まずは試験的な入居を決めました。

問:具体的な活動内容は?

上平:実際に入居しているのは兵庫県の広報業務を委託しているNPO法人コミュニティリンクの福山さんです。イベントの開催やSNSでの活動を通じて、WeWorkでどのような活動が行えるか調査してもらっています。その他、兵庫県はドローンの活用を積極的に推進しているので、ドローン技術を持つ企業と地元企業とのマッチングや、県として注力する「大規模災害ボランティア活動応援事業」や「兵庫県版地域おこし協力隊」に対する新たなアイディアをWeWorkで見つけたいと思っています。

問:なぜ行政がドローンの活用を推進しているの?

上平:ドローンの飛行には国の許可や承認が必要なので、民間企業の参入ハードルは高いのです。それに対して、自治体は国への説明や安全対策などを比較的に行いやすい立場にいるので、その辺りを兵庫県が担い、ドローン事業を支援できると考えているからです。すでに兵庫県では30機ほどドローンを所有しており、災害現場の調査などを進めているのですが、市町村でも活用のニーズが高いので、WeWorkへ入居する企業とのマッチングなど出来たら良いと思っています。

◆Segula Technologies Japan、事業の立ち上げの場に「WeWork」を選択した理由

<Segula Technologies Japan株式会社 都留氏>

最後に登壇したのはSegula Technologies Japan株式会社の代表 都留氏。

Segula Technologiesはフランスに本社を置くエンジニアリング会社だが、日本法人の立ち上げの場として、WeWorkを選択した。

問:事業概要とWeWorkに入居した理由とは?

都留:我々はフランスに本社を置くエンジニアリング会社です。自動車・エネルギー・航空・船舶・薬品と幅広い分野でサービスを提供しており、自動車や鉄道は車体のデザインから内装、車両設計、生産準備などを行なっています。日本では自動車や鉄道関係の仕事を中心に行う予定で、特長としては各国のエキスパートと共に仕事をしている点です。車両のデザインや内装などのクリエイティブ領域は経験豊富なイタリア人がチームをまとめていたり、開発部隊にはドイツの自動車メーカーであるオペルのメンバー。そういった経緯もあり会社の方針には「ダイバーシティ」を掲げています。違う意見があるからこそ新しい創造が生まれる。そういった「意見し合える風土」を大切にしたいという思いが強くあるため、多様な働き方を実現できるWeWorkへの入居を決めました。みなとみらいを選択したのは、都心から少し離れたかったから。(笑)もともと自動車業界は工場とセットで少し郊外にあるので、その流れでみなとみらいを選びました。

問:コラボレーションは生まれていますか?

都留:まさに立ち上げの時期で、今はプライベートオフィスに缶詰め状態なので、まだまだ他社との交流は生まれていません。ただ入居メンバーの西村と私は長年自動車業界にいますので、その辺りの知識は共有できると思っています。我々の強みは、フェラーリやマセラティなどのデザインを担当してきたイタリアのデザインチームがいるので、アジアの自動車会社など、クリエイティブ領域でのノウハウがまだ少ない企業と協業できたらと考えています。

◆パネルディスカッション

三人の登壇者によるプレゼンテーショが終了したところで、今回も株式会社オファーズ代表大島をモデレータに迎え、会場の参加者から寄せられた質問へ答える形でパネルディスカッションが実施された。ここからは兵庫県の広報業務を担当するコミュニティリンクの福山氏、SEGULA Japanの西村氏にも参加してもらう。

<パネルディスカッションの写真>

(左から、都留氏、上平氏、松島氏、福山氏)

 

大島:前回もこの形式が好評だったので、今回も私からの質問をベースに色々とお話お聞かせください。まずは、3名の中でもWeWorkをかなり使いこなしているDNPの松島さんへ。改めてWeWorkへ期待することを教えてください。

松嶋:WeWorkに集まる人々のレベルの高さですね。知識や意欲、コミュニケーション能力、スピード感など、新しい価値の創出に必要な力、その力量において最高峰の人々が集まっていると感じます。ですので、ここでの出会いには非常に期待を寄せています。また、海外のWeWorkも利用しているのですが、どこに行ってもいい意味で同じで安心感があります。シンガポールやジャカルタなど、数カ所行きましたが、“帰ってきた”という感覚があるのは非常に良かったです。ただ逆にその国ごとの違いがもっとあってもいいのかな、なんて思いましたので、その辺はこれから期待したいところです。

大島:WeWorkの効果的な使い方を教えて欲しいです。兵庫県の上平さん、いかがでしょうか?

上平:やはりイベントですね。イベントを開催することで、アピールの場になることはもちろん、想像もしなかった企業との出会いが生まれたりしています。他社が主催するイベントに参加する場合も自身の良い勉強になります。実は3/12に兵庫県主催のイベントを企画しています。地酒も用意しているので、多くの人に興味を持っていただき、参加いただけたら嬉しいです。

大島:続いて、今日はお子さんと一緒に参加されているSegula Technologies Japanの西村さんへ。「ダイバーシティ」というと、まだ日本では浸透していないように感じますが、WeWorkはどうでしょうか?

西村:多様性を許容しやすい環境だと思います。今日は子供と一緒に参加しているのですが、普通の会社だと浮いてしまうところ、アフター5のこの時間だと賑やなので、すんなり溶け込めます。弊社は「ダイバーシティ」を経営理念に掲げているので、多様性を許容できるWeWorkは最適なオフィスです。

大島:自身に課するKPIはありますか?兵庫県の広報業務を担当するコミュニティリンクの福山さんはどうですか?

福山:具体的な数字は持っていないのですが、WeWorkへ入居するからには、何かしらのインパクトを残したいとは思っています。上平さんが告知した通り、イベントがあるので、なるべく多くの人に来てもらい、次に繋がる出会いを積極的に求めていきたいです。

大島:最後に、一番多い質問です。3者で新しくできそうなアイディアはありますか?

西村:ジャストアイディアですけど、DNPさんの素材で、小型モビリティを弊社が作り、その実証実験を兵庫県で行う、というのはいかがでしょうか。今後の高齢化社会を見据えた時に、どういった移動手段が必要になるのか、その移動手段に必要な要件や環境を兵庫県に作ってもらい、我々はモビリティを作ります。DNPさんはいい素材を持っているので、そこで協力してもらう。

松嶋:それをやるのであれば、使い捨ての車を作ってみたいですね。土にかえる素材などもありますので、思い切ってそういう新しい素材で環境を配慮したモビリティが作れたらいいですね。

大島:話は尽きませんが、そろそろお時間となりました。今日の話を聞いていると、「ダイバシティ」がWeWorkの一つのキーワードかなって思ってます。WeWorkのネットワークを活用していただき、宗教や文化を超えたコミュニティで盛り上げていってほしいです。オファーズとしても、こうした機会をどんどん増やしていきます!本日はありがとうございました。軽食もご用意してますので、引き続き楽しいひと時をお過ごしください。

      

以上

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